老衰

じいさんは食べられら量も減って、動きもなくなってきて、眠っていることも多い。

夕飯をセッティングして、ご飯よ、と声をかける。「どうもすみません」と言うが、洗い物などしていて、食べてる様子がないと見てみると、布団に入っている。

お腹が空いていないのかな?とそのままにして去る。お菓子などもつまんでいるので、すぐに食べなくてと心配はしない。

今日は何日?  と聞かれることも多い。新聞は読まなくなったので、やめて久しい。うちの新聞を持っていくが、すぐに返してくれるようになり、もう読まない!と言ってきた。

テレビは観ている。

新聞についている週間テレビの紙面を渡しているので、マーカーでチェックは入れて選んで観ているようだ。耳が遠く、音量が大きいので、上の部屋にいてもテレビが付くとわかる。曜日がわからなくなると、大変!違う曜日のテレビ欄を観て、映らないと言うこともあった。自分が間違っているとは思わないようだ。でもボケてはいない。

これが老衰なのだろうか?

死を望んではいないが、老衰死をを選ばれはそれにこしたことはない。

病名も付かずに安らかに眠ってくれることを願う。