椅子とテーブル

自室の模様替えをした。

正確には配置換え。とても狭いのに真四角のテーブルがある。2人用のダイニングテーブル。あまり使ってないので、はっきり言って邪魔!

 

思い出した。

以前、両親に買ったものだったテーブルだ。

両親は昔の人で、ずっと座卓で食事をしていた。義母の足が悪くなったとき、私と夫は、椅子とテーブルを使った方が、ずっと楽なのではないかと薦めたが、義父は嫌がった。狭くなる、ばあさんが椅子から落ちる、と言ってはずっと座卓だった。

 

義母は座卓の前、座るのは大変だった。

座るとき、バランスを崩して、亀のように何度も後ろにひっくり返った。椅子から落ちる心配も確かにあるが、まず、座れない。茶ダンスのガラスも割った。

 

足が悪くならないうちに、椅子、テーブルにすれば良かったが、なんせ義父は自分のことしか考えてなかった。義父の足は丈夫だったので、絶対考えを曲げなかった。

 

買っちゃえば使うかな、と買ったテーブルがこれだ。椅子もしかり、これはダメ、あれはダメ。椅子もたくさん買った。義父が骨折して、足が悪くなってから、椅子、テーブルの生活になった。

 

今、義父は大型テーブルを使って、椅子の生活だ。ケアマネさんとか、ヘルパーさんとか来るので、椅子もたくさんになった。

 

義母はそのテーブル椅子を使わないまま、施設生活になった。