テレビ壊れた?

 

じいさんに呼ばれた。

 

テレビが壊れたから買いたいと夫に電話があって、仕事中だったので見に行ってくれという話だった。

 

我が家は2階にじいさん、3階に私たちが住んでいる。大きな声で呼ばれればすぐ駆けつけられるのだが、じいさん、長男である夫に電話をすることが多い。

 

土曜日で夫以外はみな家にいた。

私と息子で降りて行った。機械は私より若い人のほうが得意だし、孫の言うことのほうが説得力がある。

 

テレビ画面の顔がよく見えない。

ぼやけているだろう?  という話。

 

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ぼやけててはいない。

 

上のテレビより映りが悪いだろう?

 

??????

むしろ、うちの画像よりきれい。

 

目が悪くなった?

目薬さす?

 

結局、息子が、眼鏡かけたら?

で画像ははっきり見えるようになった。

 

笑い話になったが、じいさんは真剣で見えてホッとしたようだ。

 

ひとりでいるとこんなこともあるんだ。

ほんとにひとり暮らしだったら今頃、近所の電気屋に電話して、新しいテレビを

持ってきてもらうところだった。

 

以前もあった。

シャワートイレの座面が温かくならない。夫も朝見て、壊れたと判断。帰りホームセンターで買ってくるとのこと。

 

3階のうちのと同じ製品。壊れた?と懐中電灯を持って、スイッチ部分をうちのと比べた。

 

スリープが点灯していた。

多分自分て押してしまったんだろう。

 

夫もじいさんに似ていた。すぐに壊れたと決めるタイプ。そんなことで新しいものを買っていたらお金がいくらあっても足りない。

 

壊れたと言ったら、まず疑ってみることが必要だ。