近未来?
夢を見た。
実家の近辺の夢だった。
実家は隣県で、両親亡き後弟家族が住んでいる。坂の多い住宅地で、私が小学生の時、家を建てて引っ越して来た。
その頃は新興住宅地、子どものいる若い家族が住んでいて、核家族時代の始まりだったようだ。サラリーマンが多い。うちのように子どもが後を継いで住んでいるのは、珍しい。
話はそれたが、気がつくと私は実家の前の道にいた。夢の中のほんの一部だ。
なぜか今ではなく、近い将来にいると感じた。
知り合いを連れて歩いていた。
わあ、荒れちゃっているねー
道は背の高い雑草が生い茂っていた。
車はもちろん、人も通っていないようだ。
ここが実家の場所だけどー
そこには堅牢なコンクリートの塊のような家があった。小さな窓がひとつふたつ見えるだけ。
別の人が住んでるよねー
表札を探した。実家の表札だったらどうしようとドキドキした。
表札はなかった。人が住むような家ではなかったので、安心した。
おとなりは?
ずいぶん前に引っ越してしまった隣家。のぞいてみると、そこは墓地‼︎ ‼︎
小さくて古いお墓がびっしり並んでいた。無論近くに墓苑はない。両親眠る墓は車で10分走ったところにある。その墓地がここまでのびてしまったと夢の中で感じた、。
ああ、お墓こんなの所まで、来ちゃったんだー
と感心。
人が住んでないから墓地になってもしょうがないよね、と感じた。
夢はこれだけ。
違う場面に飛んだ。
目が覚めて愕然とした。
これは日本の未来ではないか!