墓じまい

先日、NHKでお墓に関する番組をやっていた。墓じまいをして、お墓のお墓に墓石を持っていくのだ。前にも同じようなVTRを他番組で見たことがある。同じ場所なのか、それとも他にもあるのかはわからない。

 

暮石には魂が宿っているとかで、お坊さんが供養していた。でも、そのまま置いておく。

 

墓じまいしていた家族も番組に登場していたが、そんな代々の墓ではなかった。その時出ていた墓じまいの業者は、墓石を産業廃棄物として処理するということで壊していたが、お墓のお墓では、処分するには忍びないという方が、業者を通じて持ち込むらしい。

 

なぜか腑に落ちない。

墓石を集めてどうするのか。

墓じまいをして処分するのは嫌だというのはどうか。

墓石に魂が入っているとはどういう意味か。

 

四十九日では住職は位牌に魂が入ったと言っていた。魂は形のないものだが、位牌、墓石などに分散されるのか。

葬儀屋、寺、仏具屋、石屋の思うようになっているのではないか。無論それがいけないというわけではないが、もっとシンプルになってもいいと思う。

 

うちが墓を建てても、子どもたちの代で、事情があって墓じまいするかもしれない。由緒ある家ではない。墓が代々続くとは思えない。

 

あのたくさんの墓石を見て、考えてしまった。