一日葬
義母の葬式を家族葬で一日葬とした。
一日葬とは、通夜をやらない葬式のこと。
それに家族葬なので、本当に近い親戚だけに知らせた。
本人の姪、甥とは交流も少なく、かなり遠い所で生活しているから、知らせても来れない。
葬儀屋さんとの打ち合わせ、どの段階で言われたか覚えていないが、葬儀屋さんから一日葬を提案されたのはありがたかった。来るだろう親戚も、皆80歳過ぎている。その方が楽だろう。
反対も、疑問に持つ人もいなかった。
身内の楽しい話はあったが、故人の話はあまり出なかった。 亡くなるまで大変だったからだろうか。
通夜は大事だと思う。
自宅で葬式をやった時代(30年くらい前)、故人を偲んで、一晩ロウソクの火を絶やさないようにと、なきがらに、誰かは付き添っていたものだ。線香を絶やさない、のまちがいかも知れないが。
斎場でやった実母の葬式(15.6年前)の時は通夜にみんなで斎場に泊まった。 懐かしい。
通夜は必要だ。私たちは一日葬にしたが、やはりできれば、やったほうが良い
。
ただ変わっていくのは仕方ない。
私は結婚したとき持ってきた喪の着物を着たこともない。
今はそれもいけない、と誰も言わない。
時代が変わっていっているのだから、葬式だけが変わらないこともないのだ。
今日は葬式について書いたか、あくまで我が家の場合であって、地方、地域、その人その人で違う。
こんな葬式もあるという話だ。