長生きすること
義父は長生きの部類に入るだろう。
体が弱っている様子はないので、病気でもしない限り、まだまだ長生きしそうである。
今義父がどんな気持ちで毎日を過ごしているか、わからない。
今は入院しているが、退院したいとは一言も言わない。リハビリと、若い人との会話とバランス取れた食事で、幸せそうである。家にいても誰も構ってくれないからだろう。
ケアマネさんには寂しい、大変などと愚痴をこぼしていたが、私たちにはもうこれ以上のことはできない。
もちろん介護が必要なら、積極的にやろうと思ってはいるが、今はこれ以上なにをすれば、良いのか悩む。
うちは4人家族プラス義父。
世帯は別。息子たちはいい大人。独立してもいい年だ。しかし、都会で、一人暮らしをするには、給料は足りない。
甘やかしていると思われるだろうが、介護生活をするには、息子たちのサポートは とても助かる。
なんとか生活破綻もまねくことなく、生きてこれているのは、家族のおかげだ。
でもこれば私たちの見解。
義父はそう思っていないようだ。
4対1の生活に疎外感を持っているようだ。どうしたら良いのだろうか?
家族4人で食事することもなく、みな自室にこもって生活している。それでも、じいさんが呼べば、孫たちはかけつけるし、通院サポートもしてくれる。
決してないがしろにしているわけではない。
お年寄りは寂しいのだろう。
わかるけど、どうしようもない。
マニュアルにはない、精神的な部分である。
家族全員の気持ちがおさまりきれない、モヤモヤ感を背負ってくらいている。
長生きも辛い。
タイトルはあっているのかわからない。
あとで、変えるかもしれない。