初盆

義母の一周忌を終え、初盆をやっていないことに気づく。

義父の葬式の時期と重なり、それどころではなかったからだ。

この辺は7月にお盆をやるのがほとんどではあるが、こんな事情から初盆は8月にやることにした。

 

しかし、家族はお盆のやり方を知らなかった。

親身になってくれた葬儀屋さんに相談すると、仏具屋さんが来てくれた。来るなら行っても良かったが…

もうお盆のものは売れてしまって在庫がないそうだ。

 

これだけは…とお盆セットなるものを購入した。提灯については悩んだ。初盆だけ使う白提灯を玄関などに吊るすらしいが、私自身はこの年になってその光景を一度も見たことないのだ。本当に必要なのだろうか。

一度しか使わないその白提灯は終わった後、お寺でお焚き上げをするそうだが、懇意にしているお寺はない。

 

結局、モダンな円錐形の白提灯を祭壇に置き、一度しか使わない白提灯を兼ねた。これは毎年使うつもりだ。

 

節句と同じで初めは色々揃えてもだんだんやらなくなるものだ。盆セットもいらなかったかも。通販で揃えられるし、仏具屋さんに気を使うこともない。

仏壇だってモダンなシンプルなもので良かった。でもこれは義父が購入したものだから仕方ない。

 

葬式だって、お墓だって変わるのだから、お盆が変わるのも当然であった。

 

そして13日、昼頃御墓参りをして、夕方家の前の道路で迎え火を焚いた。