介護ロス
このブログも最終章に入った。
介護期間はどれくらいだっただろうか。5,6年?意外と短かったようだ、ずーっと介護をしていたように感じてる。
じいさんの介護は一年くらい。ばあさんが施設に入ってからもひとりで頑張っていた。
今、同居していた義両親を亡くし、私たちは介護ロスに陥っている。でもまだ、2人で話し合える。ひとりで抱えていたじいさんの心情はいかなるものだったか、その時は分からなかった。私たち以上の介護ロスに陥ることもあっただろう。それを理解してあげられなかったことをとても後悔している。
もっとしてあげられることはたくさんあっただろう。もっと理解してあげたかった。でも、もういない。
しかし、比較的元気だったじいさん。
これから先どれだけ介護しなければならないのだろうと、戦々恐々していたのは、ごく最近のことだった。
ほとんど呆けていなかったじいさんはいつ死ぬのだろうかという不安も抱えていたのだろう。
介護に対する不安と、介護が終わった虚脱感、残された者たちは考えることも多い。