明るい病院
義父の入院した病院は本当に明るい。
看護師さんは、若く気さくで、患者に話しかけてくれる。こういう制服があるのかという感じの可愛い制服を着ている。上は柄がある被りのシャツ、柄はいろいろ、好みで選べるのかな? 下はカラーパンツ。色はまちまちだか、上と合っている。他の病院の看護師さんの制服をまったく覚えていないほど、ここのは印象的だ。
リハビリをしている人、名称は忘れてしまったが、作業療法士さん? この人たち上下同じ色の一般的な手術着のような制服で、看護師さんよりは地味め。
義父が骨折して救急車が来たとき、搬送先の病院が見つからず、最後救急隊員がひとこと
「じゃあ、Sに行くか」
と言った病院は下町の総合病院であったが、いつもわさわさと皆動き回っていた。救急病院なので、手術後1週間で追い出され、転院先が、今入院しているの病院だ。
家からほど近く、橋を渡るので、歩いて行くことはないが、自転車で行ける範囲で、義父も地元感覚で安心している。
リハビリ病院なので、救急で来ることはなく、一般病棟はよく知らないが、そんなに重病な人もいない。
中間点にあるから、仕事をしている人たちも、みな明るいのだろう。
自分が看護師だったら、こういう病院に勤めたいと思う。
もちろんいろいろなタイプの病院がなけらば、世の中回ってはいかない。重病な人、寝たきりの人もいる。
義母の病院は療養病棟がある近所の総合病院だ。
義母を最後に看取ってくれたこの病院には
本当に感謝している。